縁側で太陽と風を感じて過ごすひとときは、
どうしてこうも気持ち良いのでしょう。
古くより日本の家は、風土にあった造りになっていて
たとえば、縁側はそのひとつと言えます。
深い軒や、土間、玄関までの長い路地なども
生活のなかで四季を感じる工夫です。
昔とくらべて、家の種類や形は増えましたが
本質的に家に求めることに変わりはありません。
家族が帰り着き、安心する場所に必要なのは
人の心と身体が求める、気持ち良さです。
日本人が愛してやまない自然や四季を感じる暮らしです。
変わらずに求められること、それこそが本質。
日本人の歴史と記憶が物語る、真実です。